学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 阿形 健司 | 年度 | 2021年度 |
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タイトル | 新卒一括採用の問題点-留学生就職を事例に- |
内容 | 日本型雇用の問題点が浮上し、労働市場の改革の必要性が唱えられる中で、日本の新卒一括採用も批判されている。特に、画一的な採用プロセスは、多様性を認めず、イノベーションを起こしにくいという指摘が多い。一方で、日本では、人手不足問題やグローバル化対応という理由により、積極的に外国人人材受け入れを実施している。外国人受け入れの-一環として、留学生も積極的に増やし、30万人まで増やすことができた。しかし、留学生の就職率は3割程度で非常に低い状態である。これは、新卒一括採用という日本の特殊な就職制度に起因しているのでないかと考えられる。本稿では、新卒一括採用の既存の問題と留学生が抱える就職についての悩みを対応させることで、留学生の低い就職率を新卒一括採用によって説明したい。そうすることで、新卒一括採用の問題を新しい観点から提示し、外国人受け入れ政策や日本のグローバル化が本当の意味で成功するためには、採用システム改革の必要性があることを述べていきたい。 |
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講評 | 今年度は10名の「卒業論文」登録者があり、全員が卒論を提出できたことを嬉しく思います。よそから調達したのではなく、各自の経験や思考から導き出した問題関心に基づいて情報を集め、整理し、それらに基づいて論理的に自らの主張を展開できたとすれば喜ばしいことです。本年度は、一次資料を活用した論文、多角的に二次資料を集めて検討した論文など独自性に富んだ卒業論文が多かったことは特筆すべきでしょう。 一方で、個別の卒論を精査すると、卒業研究に費やした時間と労力に応じた出来映えであったことは否めません。誇るべきところは誇り、反省すべきところは反省していただくとよいでしょう。卒論の提出をもって十数年にわたる学校教育を修了することになりますが、社会に出てからも学び続けることが重要です。皆さんにとって、このたびの卒論がその出発点となることを期待して講評の言葉といたします。 |
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キーワード1 | 新卒一括採用 |
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