卒業論文詳細

学科産業関係学科 ゼミ教員名樋口 純平 年度2022年度
タイトル高学歴女性が働きやすい世の中をめざして ―「ジョブ型×限定正社員」という働き方―
内容  日本は少子高齢化が急速に進んでおり、女性活躍をより一層推し進めることが目下の課題となっている。しかしながら、出産や育児といった女性特有のライフイベントやガラスの天井といった要因により、依然として女性が正社員、とりわけ総合職として働き続けることは難しい。実際、ポテンシャルやスキルのある高学歴の大卒女性が、やむを得ず一般職を選んでいるというケースがある。
 そこで、近年急速に普及が広まってきた限定正社員という新たな正社員区分により、女性の働くうえでの選択肢が増え、キャリアを中断することなく正社員として働き続けることが可能になるのではないだろうか。本論文では、限定正社員の導入実態や人事制度を把握したうえで、限定正社員を導入している企業事例を詳しく見ていき、そしてそこから新たな働き方である「ジョブ型×限定正社員」という働き方を提案する。この働き方を進めていくことにより、女性が働きやすくなるだけでなく、労働力人口を確保する一助になりうると考える。
講評 高学歴女性が働きやすい職場や人事制度のあり方について,限定正社員とジョブ型雇用に注目した分析を行った。卒論執筆のプロセスでは,当初スムーズだっただけに途中でやや減速した感もあるが,最後に手堅くまとめきった。無理をせず手も抜かずというような,著者のバランス感覚が論文の主題とプロセスによく表れているように思う。
キーワード1 限定正社員
キーワード2 女性活躍
キーワード3 ジョブ型
キーワード4
キーワード5