内容 |
パートタイマーが、店舗経営に欠かせない中心的な役割を担う時代へと変化している。本論文ではそのパートタイマーの現状と課題を明らかにし、先進的なパートタイマー活用を行っているスターバックスへのヒアリング調査と筆者の経験に基づく知見を合わせ分析した。スターバックスがより良い店舗経営を行っている理由として、店舗内文化と制度が大きな要因であると分かった。一つ目の店舗内文化は、スターバックスの経営理念がパートタイマーにも浸透していることである。スターバックスの考えについて知り、同じ志を持ち働くことは一律のサービス提供に繋がる。二つ目の制度は、育成・教育、評価・処遇である。育成・教育制度はキャリアアップを見込み丁寧に膨大な時間をかけて行われる。評価はフィードバックの機会を多く設けられており、日ごろから評価される制度がある。処遇はスターバックスについてよく知る処遇が設けられている。これらの制度はどれもパートタイマーがモチベーションを高く保ちながら働き続けることができる制度であると考えた。以上のことから先進的なパートタイマー活用を実施しているスターバックスは高いパフォーマンスを発揮していると考えた。 |