卒業論文詳細

学科教育文化学科 ゼミ教員名兒島 明 年度2021年度
タイトル新卒一括採用での「学生の苦悩・企業の採用事情間の溝の実態」と、学生の抱える課題への対処法
内容  本論文は、文献やインターネット記事、筆者独自で行ったアンケート結果、筆者の意見を元に執筆した。まず第1章において、筆者の就職活動の経験を踏まえた本論文の執筆の背景や、論点に関する注意点を述べる。第2章では、新卒一括採用の定義や現在の就職活動の一般的な流れ、企業側の求める人物像等の歴史、就職活動の現状の課題について触れる。第3章-aでは、筆者自らの経験や同年代の方の経験を踏まえ、就職活動を通じて感じた違和感、問題点を就活生側の視点から考察していく。その際、主に筆者の友人に対して行ったアンケ ートの結果を参考にした。3章-bでは、aで浮かび上がった3つの課題の原因を企業側の採用活動事情を整理することで解明していき、4章では前章までの内容を踏まえ、3-aで示された課題に対する様々な案を多角的に考察し、大学教育を最良案として提示する。最後 に本論文を総括し、執筆の反省点にも触れることで締めくくる。
講評  就職活動を通じて自らが経験した「苦悩」の源を解明したいとの思いから出発した論文である。経験者であるからこそ、そうした「苦悩」を軽減しうる具体的な対処法を見い出したいという問題意識につながった。問題意識の切実さに比べて、「苦悩」の実態把握に関する調査設計がやや甘くなってしまったため、提示される対処法の説得力が弱くなってしまったのはもったいところではあるが、全体として自らの大学生活や就職活動を相対化する作業になったと言えるだろう。
キーワード1 苦悩
キーワード2 新卒一括採用
キーワード3 キャリア形成
キーワード4 お祈りメール
キーワード5 インターンシップ