卒業論文詳細

学科産業関係学科 ゼミ教員名寺井 基博 年度2023年度
タイトルワーク・ライフ・バランスの実現に向けて取り組むべきこと
内容  ワーク・ライフ・バランスを実現するためには、長時間労働の改善、有給休暇の取得率向上、多様な働き方の促進等、会社として取り組まなければならないことが数多くある。さらに、日本は、他国と比べて実労働時間が長く、周りの人との関係性に配慮した結果、有給休暇の取得をためらう人が多い。そこで、本論文では、企業がワーク・ライフ・バランスを推し進めていく際にどのような手順で進めていくべきかについて先行研究を基に分析を行った。
 その中で、会社としてワーク・ライフ・バランスを推し進めていくためには、「ワークを支援するための施策」、「ライフを支援するための施策」、「ワークとライフを融合するための施策」という3本の柱、経営トップや管理職のワーク・ライフ・バランス施策に対する意識改革が必要であることが分かった。そして、3本の柱を実現するために、フレックスタイム制の拡充、テレワークの促進などの具体的な施策を実現することの重要性を確認した。
講評 本論文は、ワーク・ライフ・バランスを実現するために企業が取り組むべき課題を明らかにしようとする文献研究である。「ワークの支援」「ライフの支援」「ワークとライフの融合支援」という3つを柱として、経営者や管理職の意識改革が有用であると結論づけている。また、企業が労働者と積極的に対話して、労働者の意見を反映させることが重要であるとしている。労使の対話は具体的にどのように実現されるべきかという検討があればなおよかった。
キーワード1 ワーク・ライフ・バランス
キーワード2 人事
キーワード3 労働問題
キーワード4
キーワード5