学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 国生 寿 | 年度 | 2008年度 |
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タイトル | 現代日本における社会的ひきこもりに関する一考察 |
内容 | 社会的ひきこもりの人々は百万人以上いるといわれる。かれらはほとんどが働き盛りの人たちであるから、いたずらに彼らを排除することは、国が自らの首を絞めるに等しい。 本論文では、2000年に起きた「新潟少女監禁事件」「西鉄バスジャック事件」、精神科医・斎藤環氏による調査と研究、NPO法人ニュースタート事務局関西の取り組みを材料に、ひきこもり問題を考える。 ひきこもり問題は70年代の高度経済成長期にはじまっている。過剰な競争原理と、日本特有のムラ的集団性に追い詰められた人々がとった形態のひとつこそ、社会的ひきこもりなのである。しかし、ひとたびその状況に安定してしまうと、現代日本の穴だらけのセーフティネットが立ちはだかり、脱出はきわめて難しくなってしまう。人間の多様性を真に理解し、他者に寛容になることが、一人ひとりに求められているのである。 そろそろやめませんか、「みんな一緒」主義。 |
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講評 | 国生ゼミの卒業論文は,担当者の専門領域(社会教育学・生涯学習論)を反映して,社会教育・生涯学習・学校外教育にかかわるテーマが多い。 これらは全体として,引用・注記・出典等も整っており,卒論として合格といえよう。事例研究では,地域や施設に入り込んで,詳細なインタービューや事業分析を試みたりして丁寧に教育実践を見つめている。中には,資料・出典等がインターネットのHPに偏ったり,また,ゼミの時間以外は卒論指導にあまり顔を出さない例もあり,今後指導の徹底を期したい。 これらの成果が今後の生活に生かされるものと信じたい。 |
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キーワード1 | 社会的ひきこもり |
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キーワード2 | ニュースタート事務局関西 |
キーワード3 | 鍋の会 |
キーワード4 | |
キーワード5 |