学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 吉田 亮 | 年度 | 2021年度 |
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タイトル | 1970年代~80年代アメリカ社会の映画産業が社会に提示した家族観~「スター・ウォーズ」作品を事例に~ |
内容 | 1970年代から1980年代のアメリカ社会では、子供への虐待への関心が多くなった。本研究では、社会を映し出し情報を発信する映画という媒体において、「スター・ウォーズ」を事例に、その作者ジョージ・ルーカスと「スター・ウォーズ」が映し出した家族観と社会への影響を研究している。1979年に第1作が公開された本作品は、以降続く作品の中で登場キャラクターの親子関係に内包する支配・暴力、そして絆の回復という家族像が描かれている。そこには作者ルーカスの、家族の絆を家族間の「対話」を通し取り戻そうとした意図があったと考察されている。そして、本作品は人気幼児番組である「セサミストリート」で家族の絆を再構築させる意図があると考え得る内容で扱われ、また子供の虐待問題に対して活動を行うケンペ財団が、本作品を通し、子供達に支援する動きを見せるなど、「スター・ウォーズ」作品が社会への影響として、子供への虐待という社会問題に対し解決を促す手段を提供したと分析されている。 |
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講評 | 「1970年代~80年代アメリカ社会の映画産業が社会に提示した家族観-「スター・ウォーズ」作品を事例に―」は、1970~80年代を中心に、映画「スター・ウォーズ」が社会の家族観に及ぼす影響について考察したものである。特に、セサミストリートやケンペ財団他の具体的な取組を検討することで映画と社会との関係性について説得力を独自にもたせた研究である。 |
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キーワード1 | 家族 |
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キーワード2 | 子ども |
キーワード3 | 虐待 |
キーワード4 | 映画 |
キーワード5 | 社会 |