学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 越水 雄二 | 年度 | 2022年度 |
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タイトル | ライフスタイルと思想からみるフィンランド教育 |
内容 | フィンランドは幸福度が高い国、水質が良い国、サンタクロースが住む国、サウナ発祥の国など多数の特徴を持つ国である。その中でも教育水準が大変高いことは世界中で知られている。しかし、学生は膨大な勉強量を強いられているわけでも塾が発達しているわけでもない。むしろ自由で、スローライフが当たり前に生活に浸透している。ならばフィンランドが教育において高い成果を上げている秘密はどこにあるのだろうか。 本稿ではまずフィンランド教育の特徴を体験談も用いながら考察していく。その際、メリットやデメリット、そして日本教育の特徴との違いについても論じさらに理解を深める。また、1日の中で教育を受けている時間よりもそれ以外の時間の方が占める割合が多いため、ライフスタイルと思想が教育に何か影響を与えているのではないかと考えた。そこでフィンランドのライフスタイルとすべての根底にある思想にも着目し教育と関連付けて考察していく。 |
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講評 | 2000年以来3年毎にOECDが実施している、15歳の生徒の学習到達度調査で高成績が注目されてきたフィンランドにおける教育の特質を、学校制度や教授方法からではなく、人びとの生活スタイルとそこに認められる日常の思想から探ろうとした論考。教育格差を無くし、修得主義で知識を提供し、思考力を養成する学校教育の文化的・社会的背景からは、スローライフを楽しんで共有する社会へ向けた生涯学習の在り方へのヒントが得られ興味深い。 |
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キーワード1 | フィンランド教育 |
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キーワード2 | PISA |
キーワード3 | 高福祉国家 |
キーワード4 | 図書館や字幕放送のテレビ番組 |
キーワード5 | Sisu |