学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 越水 雄二 | 年度 | 2022年度 |
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タイトル | イエナプラン教育がオランダの子どもの自己肯定感を育む理由 |
内容 | 「世界一子どもが幸せな国」と呼び声が高いオ ランダでは、多くのオルタナティブ教育が普及している。その中でも特に普及率が高く、日本でも注目を集める教育手法がイエナプランである。イエナプランは、子どもの個性を尊重しながら自律と共生を学ぶことが目的である。クラス編成方法、時間割の組み方、授業や評価の方法まで、伝統的な教育と異なる。最大のメリットは自己肯定感を育む点である。自己肯定感に関する文献を踏まえ、要因は以下3点だと考えた。①異年齢混合学級とアクティブラーニングにより、自然と協業や助け合いが生まれること。②毎日行われるサークル対話(クラス全員が顔を合わせて話し合う機会)と催しを通して、共感力が身につくこと。③他者との比較ではなく、子ども個人をみる評価、授業方法が自発的な学びへの意欲を高め、子どもが進路に関する夢や希望を持てること。これらが自己肯定感を育み、オランダの子どもの幸福度の高さに影響すると考える。 |
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講評 | 「自己肯定感」とはいかなるもので、それを育むための課題を検討した上で、子どもの自己肯定感が国際比較調査で高いオランダでの多様な教育実践の中でも、ドイツ新教育運動に始まるイエナ・プランを採用する学校の特色ある取り組みに着目し、それが自己肯定感の育成に有効であることを考察した。自分の問題関心からヨーロッパの教育へ目を向け、それにふさわしい研究対象を設定して調査と考察を進め、卒論をまとめ上げられて良かった。 |
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キーワード1 | オランダ |
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キーワード2 | イエナプラン |
キーワード3 | 自己肯定感 |
キーワード4 | オルタナ ティブ教育 |
キーワード5 | 異年齢混合 学級 |