卒業論文詳細

学科教育文化学科 ゼミ教員名兒島 明 年度2023年度
タイトル日本でのベジタリン食、ベジタリアンコミュニティーから考える食事のあり方
内容 現在日本においてSDGsという大きな課題に対し、問題解決に有効な手段の一つとして菜食主義をあげ、菜食主義コミュニティーからみた日本人の食事について考察していく。その中で、より気軽に菜食主義を取り入れるためにまずは菜食主義を知ってもらうことや、興味を持ってもらうことが重要である。
具体的にどのような行動が実際に行われているのかを菜食主義コミュニティーが存在するヴィーガン専門レストランに取材を行い、どのように菜食主義に対するイメージを変えていくか、また興味を持って実際に食べてもらうことにつながるかを調べていく。少しでも、菜食主義や環境問題について知ってもらうことで、食事の意識が変わっていくのではないだろうか。少しでも菜食主義を理解することで、自身の身体と環境問題について考える時間が増え、健康的でかつ美味しく、環境問題に配慮した食事という良い循環が生まれることを期待している。
講評 本論文は、環境問題の解決策の一つとして菜食主義に着目し、日本社会においてそれを推進していくための方策を探ろうとするものです。ヴィーガン料理専門店での継続的なフィールドワークと店主へのインタビュー、および同店で出会ったベジタリアン弁当販売者へのインタビューを通して、菜食主義の普及には、強制されないことやコミュニティの存在が重要であることが明らかになりました。また、日本では菜食主義を「野菜中心の食事」と言い換えたほうが浸透しやすいというのも、現場ならではの工夫と言えます。
キーワード1 ベジタリアン
キーワード2 ベジタリアンコミュニティー
キーワード3 SDGs
キーワード4 名前の言い換え
キーワード5 菜食主義