学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 山田 礼子 | 年度 | 2023年度 |
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タイトル | 高校の目線から考える「高大接続」の問題点と解決策 |
内容 | 「大学入試改革」などを例として、高大接続政策は近年注目を集めている。高大接続政策を適切に進めるためには、現在どのような問題点があり、解決策はどのようなものか検討しておくべきである。 そこで本研究では、筆者の体験から想像される問題点について、先行研究を参照しながら、具体的にどのような問題があり、何が要因であるのかを論じた。また、挙げられた問題点について、「高校生」の目線から筆者なりの解決策も論じた。 |
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講評 | 本年度の卒業論文を執筆した学生は20000字を全員が選択し3名が提出した。 2020年から突如起こったCOVID-19で今年度卒論を執筆した学生たちは、コロナ禍で3年生の演習を経験し、春学期はオンラインと対面式の併用、秋学期はオンラインと対面式の併用で演習を進めてきた。4年次も同様にオンラインによる個別指導と全体での演習内での発表等を併用してきた。毎年行う卒論のための合宿も経験していない。そのような状況においても、計画を立てながら、早期からテーマに取り組み、オンラインでの個別指導を有効に利用して全員が複数回の卒論の修正を行うというプロセスを通じて提出に至った。3年時の演習でのグループプロジェクトとしてオンラインによる学生調査を実施し、それをベースに発表を経験した。その時の経験を活かして、オンラインを活用しての質問紙調査を実施した学生が1名、インタビュー調査をオンラインを活用して実施した学生が1名、SNSの内容をSNSのデータを取得して分析した学生が1名というように今年度は3名が異なる研究方法を活用している。しかし、それぞれが、自分に合った調査方法を選択して卒論に活かしていると評価している。 当該ゼミでは、データを収集し、それを分析することが基本となっているため、早期からデータ収集に取り掛からなければ、分析と卒業論文執筆までこなすことはむずかしい。この点でのコロナ禍の影響が大きかったことは否定できない。インタビューに関しては、対面式では難しいため、オンラインでのインタビューとなった。オンラインの経験があるからインタビューもかなり円滑に進めることができたとは予想するが、やはりフィールドワークにも関係するような対面式でのインタビューを行うことで、本音の部分も体感できるところがあるので、そこは残念に感じる。量的調査においては、オンラインによる量的調査を実施し、相当な数の回答数を集めることができていた。今までは、紙による質問票であったのだが、オンライン調査もこれからの選択肢になることを証明できたと思う。ただ、紙ベースで質問紙調査を配布する場合には、連絡調整をすることが必要であり、これも良い経験になるのであるが、こうした経験をできなかったことは残念でもあると思う。SNSの内容分析については、SNSのデータを取得することはできても、その内容はかなり主観性に伴うもの、また字数制限から分析が難しい面があったと思う。コンテクストを正確にとらえているのかという点はなかなか確信が得にくい面もあるだろう。しかし、現在のSNS時代においては、こうした呟きともいえるデータを丁寧に分析する作業は重要であり、今後も取り入れていくべき研究方法であると思われる。 テーマとしては、コロナ禍における高等教育に関する問題とSNSに現れる若者のつながりと居場所というところであった。それぞれが、コロナ禍や現在の環境が直面している課題を取り扱っている。もう少し、掘り下げてほしいというような面もあるが、それでも全員がオリジナルな視点を提示していたといえるだろう。 |
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キーワード1 | 高大接続 |
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キーワード2 | 学習内容の乖離 |
キーワード3 | 学力低下 |
キーワード4 | |
キーワード5 |